SATOMI Katsuzo & Painters of the same era
2025.5.19 (月)-31 (土)
11:00 – 18:00
※ 日曜休廊
里見勝蔵は1895年医師の父のもと京都市で生まれた。
関西美術院で鹿子木孟郎に学んだのち、1914年東京美術学校西洋画科に入学。
在学中から二科展で入選するなど早い時期から才能を発揮する。
1919年に東京美術学校を卒業した後、1921年に渡仏。
そこで後の画風を決定づける師、ヴラマンクに邂逅する。師の影響を受けてうまれた大胆な筆致と強いコントラストの表現は、生涯里見の個性となった。
帰国後は、1926年に前田寛治、佐伯祐三ら滞欧時代の仲間と一九三〇年協会を創立、1930年には独立美術協会を創立するなど、既存の日本洋画壇への反骨精神をもって日本のフォーヴィズム運動を牽引。
1981年に85歳で亡くなるまで精力的に作品を作り続けた。
本展では、里見勝蔵の滞欧時代の初期絵画や、独自の個性を放つ原色の絵画、ブロンズや陶、「石顔」などの彫刻に加え、1920~30年代を生きた同時代の画家たちの作品をあわせて展示する。
<展示作家>
里見勝蔵、田中佐一郎、伊藤研之、福沢一郎、荒井龍男、俣野第四郎、長谷川利行ほか